突然なんですけどね
私、佐藤がこの不動産売買仲介という仕事を20年以上続けてきて、おもしろいなぁと思うことがあるんです。
それは、今まで一人として家を「買わなければよかった」という言葉を聞いたことがないこと。
本当ですよ、嘘じゃない。一度も聞いたことがないんです。
例えば、バブル真っ盛りの時に1億円以上の土地を買った人が、今査定すると半額以下になっている人なんて
たくさんいるんですけど、すごい損しているわけですよ。でも、査定書を見て
「ヒャ―!!買った時の半額以下だよ!ハハハ!」
なんて笑ってる人ばかり。
もう笑うしかないのかもしれないですけどね。
でもそこに「後悔」という感情は1ミリも感じないわけです。
それだけじゃない。離婚したから売る。返済が厳しくなったから売る。というネガティブな売却理由の方でさえ
「後悔」よりも、むしろ売却が本意ではないから「残念」が勝っている感がある。
だから皆さん、
後悔なんてしないから、家を買いましょうなんて
不動産屋のセールスでもなんでもなくてですね、
よく「賃貸か購入か」というテーマについて議論されてますよね。
動画の配信者が「いま家を買うやつなんてバカですよ」とか
「今はPC一つで仕事できるんだから、地方のリゾートマンションが安く手に入れて毎日温泉三昧ですよ」とか
ずいぶん一方的な価値観で話してるなぁと。
これって、つまるところ「損得」というモノサシで測ろうとしているわけですよ。
でもこうやって20年以上やってきて思うのは
「家を買う」ことの真の価値というのは「損得」だけじゃ測れないということ
買わないと得られなかったステイタス、感情、感覚、時間、日常、生活感というものに
最大の価値があるのではないかと。
例えば、新築に引っ越して子どもが大はしゃぎして喜んだとか。
近所の人たちと一緒にBBQをしたとか
年賀状に書く住所が「〇〇町△△番地☐☐」になって少し誇らしく感じたとか
子どもが家に友達を連れてきて、少し鼻を高くしていたり…など
買ってからは当たり前なので気が付かない、とっても小さな、小さなこと。
つまりこれこそが「プライスレス」ですね
皆さん自宅を手放す理由は様々です。損した人も得した人もいる。
でもそんなことより、買ったことで得たもの、こと、の方が価値が大きいから
「買わなければよかった」という言葉が出ないんだと、そう思うわけです。
とはいえ皆さん、家を買うからには損をしない、したとしても最小限におさえるために
リセールバリューのある物件を当社は・・・
なんて堅い話はおもしろくないし、そんなの分かり切ったことなのでしません。
それよりも、損するのが怖くてたまらない人は家を買わない方がいいですよ!
で終わった方がおもしろい。
以上、今になって思うことでした!
BESTHOUSE 佐藤
※本記事は玉学周辺に配布している「ベスト新聞」チラシにも掲載しています。
いやこれもう見たよって人はご勘弁を。いつも見ていただいてありがとうございます。
